木魚歳時記

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木魚歳時記 第2527話

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 (コーカーリヤ) 師(ブッダ)は諸々の修行者に告げられた「害心なく清らかで汚れのない人を憎むかの愚者には必ず(悪い報い)がもどってくる。風に逆らって微細な塵(ちり)を撒(ま)き散らすようなものである。(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(295) 渡辺水巴さん。「冬の夜やおとろへうごく天の川」(水巴) 重季です。ですが「冬の川」が強いので問題ありません。さて「天の川」といえば、牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)のことを思い浮かべます。しかし、(天の川にある)牽牛と織女の恋も、冬空ともなれば、さすが色褪(あ)せ「おとろえ」て見える。これが句意となるのでしょう。ところで、揚句の「天の川」を比喩として読むなら、たとえ「偕老同穴」(かいろうどうけつ)を誓った夫婦であったとしても、ときには、たいくつを感じる冬の夜もある! 

        つめたくてそしてきれいな冬の川