木魚歳時記 第2523話

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 (コーカーリヤ) 師(ブッダ)は諸々の修行者に告げられた「謗(そし)るべき人を誉(ほ)め、また誉(ほ)めるむべき人を謗(そし)る者、からは口によって禍(わざわい)をかさね、その禍の故に福業(ふくごう)を受けることができない。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(291) 大木あまりさん。「人形のだれにも抱かれ草の花」(あまり) 犬ころが可愛がられて抱かれるように、お人形もだれにも愛されて抱かれる。これがフツーの読みとなるのでしょう。そうすると季語の「草の花」もうまく響きあいます。ところで、どうでしょう。わたしの大切にするお人形がだれに抱かれてもいいのでしょうか? ここに作者の言いたい逆説的な暗示があるような気もいたします。さらに、お人形が比喩的に用いられているとしたら? ないない、そんなことは絶対にありません(汗) 

        ざゞ虫は骨がごきごき鳴るだけさ