木魚歳時記 第2486話

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 (ヴァーセッタ) 師(ブッダ)は答えた「われはバラモン女の胎(はら)から生まれ人をバラモンと呼ぶのではない。かれは何か所有物の思いにとらわれている。無一物であって執着(しゅうちゃく)のない人、かれをわたくしは(バラモン)と呼ぶ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(255) 川端茅舎さん。「朴散華即ちしれぬ行方かな」(茅舎) 舎(ぼうしゃ)さんの作品を称して「茅舎浄土」と称されるそうです。さて、朴(ほう)は白い大きな花を咲かせます。「散華」(さんげ)とは、花びらを撒(ま)くことで道場を清める行為のことです。仏教用語として用いられます。由って、句意は、朴の花びらが一面に散り、あたりは極楽浄土のごとくなっている。しかし、はたしてわたくしの行く末は・・となるのでしょう。

         蓮の実の飛んで三千大世界