木魚歳時記 第2474話

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 (ヴァーセッタ) 師(ブッダ)は答えた「髪(かみ)についても、頭についても、耳についても、眼についても、口についても、鼻についても、唇(くちびる)についても、眉(まゆ)についても、」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(243) 野中久美子さん。「栗の花ひとは夕暮れどきに老ゆ」(久美子) 栗の花には、一種独特の強い香りがあります。とりわけ、栗の花の匂う夕暮れ時になると、人生の老いをふと感じることがある。これが作者のいいたいことでしょう。ところで、ブログ筆者は「栗の花」の匂いに、また、別の「匂い」を連想します。俳句の作者(女性)が、そのことを意識されていたかどうか? それは作者ご自身に直接に伺うより外ありません(汗)。

         名月をつい見忘れて飯を食ふ