木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第2468話

f:id:mokugyo-sin:20150925021605j:plain

 (ヴァーセッタ) 師(ブッダ)は答えた「次に蛆虫(うじむし)や蟋蟀(こおろぎ)や、蟻類(ありるい)に至るまでのものにも(種類の)区別のあることを知れ。かれらの特徴は生まれにもとづいているのである。かれらの生まれは、いろいろと異なっているのである。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(237) 山口誓子さん。「木蔭より総身赤き蟻出づる」(誓子) 誓子さんの作品を拝見していつも思うのは「十七文字」のすべてが、緻密に構成され、かつ「ことば」が研ぎ澄まされていることです。そうした意味で、誓子さんは「俳句の神さま」ではなかろうか、ボクはそんなことを考えています。俳句は短詩形の文芸です。ですから抒情とか、誌的感性を有することは重要です。しかし「考えつくされた構成力」「磨き抜かれた言葉」はさらに重要な基本です。俳句が「文字」を用いた創作であるかぎり。

        べんちやらのつるつるてんやうそ寒し