木魚歳時記

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木魚歳時記 第2462話

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 (ヴァーセッタ) ヴァーセッタは云う「ゴータマ(ブッダ)よ。われわれは生まれの如何(いかん)を論議して、論争が起こりました。『生まれによってバラモンなのである』とヴァーラドヴァージャは語ります。わたし(ヴァーセッタ)は『行為によってバラモンとなる』と考えます。眼あるお方(ブッダ)よ、こういうわけなのだと了解してください。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(231) 吉田汀史さん。「ただ一度蝉の通りし蝉の穴」(汀史) 蝉は地虫として土中で暮らすとき、樹木の根から樹液を吸い、数年(一説では8~10年)を過ごすようです。やがて、土中のトンネルから地上に穴をあけて這い出して羽化をします。羽化に至るタイミングは、まさに、稀有(けう)、奇跡、運命的な条件の重なりです。ひとつこのチャンスを誤れば、蝉は、二度と、地上に「蝉の穴」を残すことはないでしょう。 

          思草おやぢ残せし銀煙管 

                       煙管(きせる)