木魚歳時記 第2454話

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 (矢) 師(ブッダ)は説かれた「たとい人が百年生きようとも、あるいはそれ以上生きようとも、終には親族の人々から離れて、この世の生命を捨てるに至る。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(223) 飯田蛇芴さん。「冥界へおつる音あり灯取虫」(蛇芴) 蛇芴(だこつ)さんは、ボクが尊敬する(兄のごとく慕う)龍太さんの父君です。龍太さん親子は甲斐の「山慮」で生涯を過ごされました。「冥界へおつる音あり灯取虫」。嗚呼。こんな俳句が一句でも作れたら! 俳句を始めた甲斐があるのですが。ヘドロが堆積した脳ミソをいくらかき混ぜても、このような名句を生むことはないでしょう(汗)。        

          月光の中に一匹ひかるもの