木魚歳時記

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木魚歳時記 第2451話

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 (矢) 師(ブッダ)は説かれた「人が悲しむのをやめなければ、ますます苦悩を受けることになる。亡くなった人のことを嘆くならば、悲しみに捕らわれてしまったのだ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(221) 安部完市さん。「鮴(ごり)食べてわれを灯していたりけり」 鮴(ごり)は「ごり押し」のことばもあるくらいで、力強く川底をはい回る小魚の印象があります。ハゼ科の小魚ですが、なるほど、エラの張った不敵な面(つら)構えをしています。揚句は、この「ごり」を食べながら我が意を得たり、一句を「物する」作者の姿が浮かんできます。あべかんさんの俳句としてはわかりやすい部類に入ります。 

         おしまひは声ともならず秋の蝉