木魚歳時記 第2383話

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 (サビア)師(ブッダ)が答えた「世界のうちで内面的にも外面的にも一切の罪悪を洗い落とし、時間に支配される神々と人間のうちにありながら妄想分別におもむかない人、かれを(沐浴をすませた者)と呼ぶ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(154) 飯島晴子さん。「七月の孔雀の色を窺へり」(晴子) 飯島晴子さんは、ボクが関心をもつ特別の人です。ですから、このシリーズにもたびたび登場いたします。さて「孔雀の色」とは、孔雀が羽根をひろげるときの一瞬の華麗な色彩を指すのでしょう。ところで羽根をひろげる孔雀は雄です。そこで、少々、うがった見方をいたします。いま夏の真っ盛り、わたしの愛する男は、いつ、わたしに「意思表示」をするのでしょう! その一瞬をわたしは待ち焦がれているのに!  

           関ヶ原天下分けたる時鳥 

                      時鳥(ほととぎす)