木魚歳時記 第2379話

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 (サビア) 師(ブッダ)は答えた「あらゆる宇宙時期と輪廻と(生ある者の)生と死とを二つながら思惟(しゆい)分別して、塵(ちり)を離れ、汚れなく、清らかで、生を滅ぼしつくすに至った人、かれを(目ざめた人)ブッダという。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(150) 加古宗也さん。「蜂飛んで菊人形のむかうずね」(宗也) 菊人形を見ていたら、蜂が飛んできたのでよけたところ、菊人形の向こう脛(づね)にくらいついたというのです。菊人形はさぞ痛かったことでしょう! 実に、面白い瞬間をとらえたものだと思います。例えば、シリアスな場面を描いも、そこに作者の救いの気持ちが込められているとか、ユーモアのある場面描いても、そこに意外性が込められていると読者の共感を得るものです。

         犬掻きのなかなかできるものでない