木魚歳時記 第2298話

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 (つとめはげむこと)尊師(ブッダ)は云う「(身体の)血が涸れたならば、胆汁(たんじゅう)も痰(たん)も涸れるであろう。肉が落ちると、心はますます澄んでくる。わが念(おもい)と智慧と統一した心とはますます安立(あんりゅう)するに至る。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(70) 大木あまりさん。「夜濯の着てゐるものを脱げといふ」(あまり) 省略の効いた作品です。最近は「夜濯」(よすすぎ)の季語は使われることが少なくなりました。生活習慣の違いからでしょうか? 「夜濯」とは、仕舞い湯(最後)を使った主婦が、残り湯で洗濯をすることです。夫の着ているものまで脱いでよこせとは! これが新婚のご夫婦ともなれば、なんともほほえましいかぎりです。 

            素裸唯我独尊甘茶仏

                      素裸(すっぱだか)