木魚歳時記 第2292話

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 (つとめはげむこと) 悪魔は云う「あなた(ゴータマ)は、(バラモン教の教えを守る)ヴェーダ学生としての清らかな行いをなし、聖火に供物(くもつ)をささげてこそ、多くの功徳(くどく)を積むことができる。(苦行に)つとめはげんだところで、何になろうか。」(スッタニパータ) 

 [ボクの細道]好きな俳句(64) 稲畑汀子さん。「バターよく伸び暖房の食堂車」(汀子) 作者は、今はときめくホトトギスの総帥(そうすい)です。虚子のお孫にあたり、稲畑廣太郎さんの母親にあたります。こうしてみると、虚子血脈につらなる方々の<おおらか>な作風の魅力がよく伝わってきます。この作品についても、読者を心地よい気分にさせてくれるところが素敵です。

         しばらくは桜だらけや魚街道

                         魚(とと)