木魚歳時記 第2142話

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 (バラモンにふさわしいこと)「バラモンたちには家畜もなかったし、黄金もなかったし穀物もなかった。しかしかれらはヴェーダの読誦(どくじゅ)を財宝となし、穀物となし、ブラフマンを倉として守っていた。」(スッタニパータ) 注記:ブラフマンとは、古くはヴェーダの<ことば>を意味しますが、転じて<神聖なもの>もしくは<絶対者>を意味するようになります。

 [ボクの細道] ハグしました(2) 幼少より、魚(うお)獲り、虫採り、パンツ取り(まさか)お勉強の外ならなんでもOK。あげくのはては落第(小3)しました。そんな小セガレを見て「どうせロクな坊主にはならん!」。親坊主の予言は見事に的中し、万事、鳴かず飛ばずの人生でありました。トドの詰まり「拙僧は草庵に寓居する。」など言い出したのでございます。草庵にお祀りする<仏さま>をどうしようかな? 神(大黒天)さまに聞いてみようかな? 悩んだ末に決めたのが鋳造の「釈迦牟尼坐像」(写真)であります。

          熊穴に入りて足跡消しにけり