（勝れた宝）「善人の褒めたたえる四双（しそう）の人は、また八輩（はっぱい）の人である。かれらは幸せな人（ブッダ）の弟子であり、施与（せよ）を受けるべきである。かれらに施（ほどこ）したならば、大いなる果報をもたらす。この勝れた宝は集（つど）いのうちにある。この真理によって幸せであれ。」（スッタニパータ）
「四双」および「八輩」とは、古代インドの聖者の位（くらい）です。「四双」とは、預流（よりゅう）、一米（いちまい）、不還（ふげん）、阿羅漢（あらかん）の四つです。さらに「四双」のそれぞれに＜進みつつある状態＞と、＜至り終えた境地＞の二つを設け、あわせて「八輩」の聖位が生じます。
北東にふるへて光る天の川
