木魚歳時記 第2062話

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(聖者とは)「智慧の力あり、戒と誓いをよく守り、心がよく統一し、瞑想(禅定)を楽しみ、落ち着いて気をつけていて、執着から脱して、荒れたところがなく、煩悩の汚れがない人、諸々の賢者は、かれを聖者であると知る。」(スッタニパータ)

 経典は「如是我聞」(にょぜがもん)、すなわち「我れかくの如く聞けり」で始まり、そして「信受奉行」(しんじゅぶぎょう)、すなわち「この教えを信じ実行します」で終わるのが普通です。このことは、釈尊の説法が<口伝え>で弟子や信者の記憶に残り、その記憶の内容が「結集」(けつじゅう)で確認され、経典として成立したことを示すものであります。

          冷奴これにすぎたるものはない