木魚歳時記 第2059話

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(聖者とは)「平安の境地(煩悩の起こる)基礎を考究して、そのたねを弁(わきま)え知って、それを愛執する心を長ぜしめないならば、かれは、実に生を滅ぼしつくした終極を見る聖者であり、妄想を捨てて(迷える者の)部類に赴(おもむ)かない。」(スッタニパータ)

 いささかまわりくどい表現が続きますが<聖者>の特質を示すものですから辛抱して読んでくださ。 さて、釈尊は説法を記録(文字)に残すことはされませんでした。すなわち、釈尊の弟子・信者の<頭の中に残る記憶>が釈尊の説かれた説法の全てでした。このことが「仏典」の編集に影響することになります。

         海水浴おつむからから空となる

                          空(くう)