(勝利の教え)「人間のこの身体は、不浄で、悪臭を放ち、(花や香を以て)まもられている。種々の汚物が充満し、ここかしこから流れ出ている。」(スッタニパータ)
「(花や香を以て)まもられている」について。現在、我々が墓前に「花」(しきび)、「香」(線香)を手向(たむ)ける習慣を有するのはこれに基づきます。さて、釈尊の説かれた<真実のことば>の深淵に迫り、より成熟した「仏教」(釈尊の教え)とされるのが「大乗仏教」と称されるものであります。その流布の状況(シルクロード・中国・朝鮮半島経由)により北伝系の仏教と称されます。我が国に伝わる仏教の大部分はこの「大乗仏教」なのであります。
雲助を左回しに野分かな
野分(のわき)