木魚歳時記 第2052話

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(勝利の教え)「かの死んだ身も、この生きた身のごとくであった。この生きた身も、かの死んだ身のごとくになるのであろう。内面的にも外面的にも身体に対する欲を離れるべきであろう。」(スッタニパータ)

 ゴータマ・シッダルタ王子の出家を決意された動機の一つが<老・病・死>に対する悩みであったことを思い起こします。さて、釈尊の滅後2~3百年して、すなわち、BC3~2紀頃、教団の中に釈尊の教えの相伝をめぐり、弟子たちの中に分裂(グループ)が生まれます。すなわち<部派仏教>と呼ばれる時代の到来です。

                         八月の底まで青い海の色