(ブログ筆者より)
ブッダとアーラヴァカの問答は終わりました。「汝(ゴータマ)が敗れるならば、汝の心臓を裂き、ガンジスの岸に投げ捨てよう!」と激しく迫ったアーラヴァカは、ゴータマの答えに心酔し帰依してゴータマの弟子となります。次に、「勝利についての教え」と称されるゴータマの説法を紹介します。これは「身体を厭(いと)うことの教え」の別名があるように、愛欲に対する勝利の道を説いたものです。あわせて『スッタニパータ』に登場する「神」「神霊」「夜叉」などについて、断片的となりますが触れてみたいと思います。
天山の流れのやうに心太
心太(ところてん)