木魚歳時記 第2026話

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(雪山の神霊はいう)「今日われら(神霊たち)は美しい(太陽)を見、美しく晴れた朝に逢い、気持ちよく起き上がった。激流をのり超え、煩悩の汚れのない(覚った人)に見(まみ)えたからである。」(スッタニパータ)

 「美しく晴れた朝に逢(あ)い」とは、朝のあいさつくらいに解したい。「美しい(太陽)を見」とは、ヒンドウー(バラモン)の信仰、すなわち、古代インドで行われてきた太陽崇拝(すうはい)を受けてのことと解しておきたい。なぜなら、太陽崇拝の思想はやがて仏教にも受容され、我が国の<日蓮宗>に至るまで受け継がれてきたからです。

         起し絵の女すらりと柳腰