（さらにゴータマは答えた）「世間の出離（世の中の苦から解脱）であるこの道（修行）について、われ（ゴータマ）は汝（二人の神霊）に説き示す。このようにするならば、苦しみから解き放たれる。」（スッタニパータ）
六種の苦から離れる＜修行＞について示されました。例えば、＜六感＞のすべてをあげて異性を愛するとき、愛の欲望に執着して満たされないとき、人は「苦」（悩み）の渦中にあって悶えます。この苦しみから解き放たれるには「愛→執着→苦」の構図、このベクトル（矢印）の真実であることを悟り、この＜真実＞に身をゆだねる以外にありません。
