七岳(サターサ山の神霊)は答えた「かれ(ブッダ)は与えられないものは取らない(盗みはしない)。かれは生きものを殺さない。かれは怠情(たいじょう)から遠ざかっている。かれ(ブッダ)、すなわち、目ざめた人は精神統一をやめることがない。」(スッタニパータ)
つまり、神霊たちの求める戒律にゴータマ・ブッダは適っていることになります。ところで、ジャイナ教の教団にかぎらず、ゴータマ・ブッダの教団(初期仏教)も、当時、古代インドの社会で一般的に守られていた、ウポーサタの行事を積極的に取り入れて実行していたようです。