(釈尊は答えた)「睡眠の癖(くせ)あり、集会の癖あり、奮励(ふんれい)することなく、怠(おこた)りなまけ、怒りっぽいので名だたる人がいる。これは破滅への門である」(スッタニパータ)
「バラモン教」について。バラモン教は、BC15世紀頃、インド・アーリア人がインダス中域に流入東進して、ヴェーダ聖典に基づき、梵天(ぼんてん)を始め自然神を崇拝した宗教です。固有の教祖は有しません。因みに「ヒンドゥー教」の呼称は、バラモン教がBC3世紀頃、インド土着の諸要素を吸収し大きく変貌しことで、従来のバラモン教と区別する意味で付けられた呼称です。但し、現代に至る歴史的な流れから見るならば「ヒンドゥー教にバラモン教を含める。」という広義の解釈も成り立つでしょう。
迷い猫どこにゐるやら五月雨るる