木魚歳時記 第1783話

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 「出町柳駅」

 鞍馬・八瀬(やせ)方面と市内を結ぶ叡山電鉄の終始発駅が「出町柳駅」です。筆者が子供の頃(終戦直後)は、まだ、小原女(おはらめ)らしき姿のおばちゃんが、農家で取れた産物を背負って、この電車で、市内に商いにやって来るのを見かけました。さて、尾篭(びろう)な話に逸れますが、蜀山人(しょくさんじん)の作った「いろは歌」に「くるりとまくって立小便」があります。商い終えた帰路。トイレのある駅まで我慢ができず、大原女(らしき)おばちゃんが、寺の<死角>で、おなごもすなる<逆噴射>するシーンと遭遇し、子ども心に仰天(ぎょうてん)した記憶があります。「ろくでもない寺の小僧の好奇心」。

    蛇見たといちいちふれて歩くのは