木魚歳時記 第1662話

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   影を出ておどろきやすき蟻となる   寺山修司

 晩春、突然に春の嵐に翻弄されました。母犬が小犬の愛らしさに溺れ、小犬に必要な「しつけ」(学習)を疎かにしていたようです。集団生活の中で、春の嵐に遭遇した小犬はそれを避けることで身を守ろうとしたようです。母犬のそばを離れないのです。時間をかけ辛抱強く集団生活(社会性)になじませる訓練をする以外にありません。どんな場合でも「逃げたらあかん」これが必要です。

     列はなれ列をうかがふ蟻一匹