やませ来るいたちのやうにしなやかに 佐藤鬼房
「やませ」は夏の季語です。オホーツク海で発達して三陸沖に至り、東北の内陸部に冷害をもたらすので「餓死風」と呼ばれたようです。山から吹き降ろす「山瀬風」と同義に用いることもあるようですが、季節風として農作物に大打撃を与える「やませ」とは使い分けたいものです。ところで「想定外」の言葉は、震災を機にさかんに用いられましたが、人事においても想定外の事は起るものです。それも「いたち」のようにしなやかに襲いかかります。
やませ来るいたちのやうにしなやかに 佐藤鬼房
「やませ」は夏の季語です。オホーツク海で発達して三陸沖に至り、東北の内陸部に冷害をもたらすので「餓死風」と呼ばれたようです。山から吹き降ろす「山瀬風」と同義に用いることもあるようですが、季節風として農作物に大打撃を与える「やませ」とは使い分けたいものです。ところで「想定外」の言葉は、震災を機にさかんに用いられましたが、人事においても想定外の事は起るものです。それも「いたち」のようにしなやかに襲いかかります。