鶴は千年、亀は万年
鶴と亀は、それぞれ千年と万年の寿命を保つといわれています(『淮南子・説林訓』)。もちろん、伝説上の話であります。転じて、人間社会においても、大変に長寿でめでたいことの意味に用いられます。ですから、不吉(ふきつ)を避けるために「鶴亀鶴亀」(つるかめつるかめ)と唱えたり、また、おおらかな計算勘定(かんじょう)をすることを「鶴亀算」(つるかめざん)で計算する。などと用いることもあります。さて「水のごとく無意味な俳句、バーッとしてつかみどころのない俳句。ふぬけたような俳句。つまり、おバカさん俳句は採らない」。とありました。