木魚歳時記 第1562話

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痩せ馬に重荷

 「馬力」(ばりき)のない馬に、重荷を背負わせて、使い物にならなくしてしまう。転じて、大きな仕事をかかえ、能力・気力・体力など、あらゆる面で「荷が重すぎ」て、仕事にふさわしくない人物に大任を負わせて、結局、なにもかも台無しにしてしまうことがあります。そんな意味に用いられることわざです。恥ずかしながら、このぼくも、能力も体力も気力も欠けるままに事務局長という大任を背負い、いまでも夢に見るくらいの危ない橋を渡ってきた体験があります。さて「合わせると集めるは明らかに違う」。とありました。

       葛城の山懐に蛇つるむ