木魚歳時記 第1554話

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木魚が質に取られたよう

 木魚(もくぎょ)は、寺の和尚(おしょう)が叩くあの仏具のことです。読経の時に叩かれる以外は、たいてい、本堂の隅にぽつねんと置かれています。転して、一日中寝床の上に坐って何の役割も果たさないような「朴念仁」(ぼくねんじん)のことを指していうことわざです。つまり、この『木魚歳時記』を書いて自己満足しているぼくのような人物のことです。さて「科学がいかに進歩しても、本物の自然物を作ることはできない」。とありました。

       忘れ得ぬ二つのものに蚤虱