木魚歳時記 第1553話

f:id:mokugyo-sin:20140110103617j:plain

猛獣の餌を搏(う)たんとするや耳を垂れ伏す

 猛獣が目ざす獲物を襲うときは、耳をたれ伏し、身をかがめてひそかに至近距離まで接近します。最初から脚力を誇示して襲いかかるような無謀な攻撃はいたしません。転じて、真の実力者は、外面は柔弱そうにみせていますが、いったんこうと決めれば、一気に真価を発揮して事を成し遂げます。そんなことわざとして用いられます。さて「処女句集には、その作者のすべてが現れる」。とありました。

      父の日の父は熱帯高気圧