木魚歳時記 第1550話

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牝牛に腹を突かれる

 ふだんはおとなしくて、決して人を傷つけることがない牝牛(めうし)に腹を突かれて大怪我を負ってしまったということわざです。転じて、予想外の相手から不意をつかれてひどい目にあうことがあります。それは鋭い刃物で刺されるより充分に効き目のある痛手です。このようなことが起こらないためには、ふだんから牝牛のあつかいには用心をしなければなりません。さて「どこに越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生まれ画が生まれる」。とありました。

        更衣さはらぬ妻にたたりなし