木魚歳時記 第1546話

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虫の息

 これが出たところで「虫」(腹の虫)にかかわることわざはおしまいといたしましょう。そもそも、虫は息をするのでしょうか? それは、当然、息をしなければ生きてゆけないでしょうから、息はするのでしょう。しかしそれは、人間にわからないくらいの微々たるものに違いありません。転じて、今にも絶え入りそうな弱々しい呼吸となった病人や、まさに死ぬ直前の「いきもの」を指していうことわざです。さて「聞いて美しく、見て美しく、読んで楽しい俳句」。とありました。

      寺の子が寺を継ぎたり豆の花