木魚歳時記 第1538話

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百足(むかで)のあだ転び

 まさしくその名のように、百足(むかで)には沢山の足があります。ですから、めったなことでは転びそうにはありません。そんな百足(むかで)も誤って転倒することがあるということわざです。足が多すぎて「もつれる」のでしょうか?そうなると「船頭多くした、船山へ登る」。のごとくなるのでしょうか。転じて、大勢いるから大丈夫と油断すると失敗することもあるということわざです。さて「俳句は、広辞苑に出るくらいの語彙(ごい)があれば充分です」。とありました。

      麦秋の鈍行列車に乗つてゐる