木魚歳時記 第1519話

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猫馬鹿坊主に火吹き竹

 火吹き竹といっても、今ではわからないかも知れません。昔は、座敷の中央に囲炉裏(いろり)があり、その正面に座るのは、いつも、猫と、愚者と、僧侶であり、そばには火吹き竹が置いてありました。転じて、馬鹿も、坊主も、火吹き竹も「あってもなくてもたいしたことはない」。のことわざとなりました。因みに「馬鹿と、坊主と、煙は、すぐ高い処に登りたがる」。とのことわざもあります。さて「俳句は、片言的な表現形式だ。完全に言い尽くすことが出来ず、いろん読み方が出来る表現方式だ」。とありました。

      大津波冬の列島わしづかみ