木魚歳時記 第1512話

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犬が尾を食うて廻る

 犬が自分の尾っぽをくわえようとして、うまくゆかずグルグル廻るしぐさはよく見かけます。犬の習性についてわかりませんが、まさかノミに咬まれて痒くてそうするのではないでしょう。いくらあせってもおもうようにできない。苦労の割には報われない。前項とおなじように、骨折り損のくたびれ儲けを指していうことわざです。さて「俳句は多様な側面を持っている。時代の移り変わりにより、万華鏡のようにその姿を変える」。とありました。

      山峡は雉子もほろろと歓喜天