木魚歳時記 第1443話

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蛍のやどは川ばた柳、柳おぼろに夕やみ寄せて、川の目高が夢見る頃は、ほ、ほ、ほたるが灯をともす。

 井上赳作詞。昭和7年『尋常小学唱歌』に発表されました。蛍が飛び交う初夏の川辺の自然の情景を歌った素朴な歌詞が愛されたのでしょう。広く親しまれ多く歌い継がれてきました。さて「私の好きな言葉に<俳句は口から出まかせ>というのがある。もちろん真にうけるわけではないが、名言だと思う。自由に作るということは思うほど簡単なことではない」。とありました。

     鵙猛る知恩教院大谷寺 (御門主遷化)