木魚歳時記 第1435話

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野菊

遠い山から吹いて来る こ寒い風にゆれながら、けだかく、きよくにおう花。きれいな野菊、うすむらさきよ。

 石森延男作詞。昭和17年、『国民学校初等科教科書』(3学年用)に発表されました。ゆったりとした旋律と優美な歌詞により、おとなびた印象を感じさせるところから、コーラス・サークルなどにおいて愛唱されてきたようです。さて「真の伝統作家というものは明日への創造をなし得る人であって、明日への創造のないものは真の伝統作家とは呼べない。伝統という言葉には、保守というより創造という言葉が似合う」。とありました。

      霧の奥ものの跳ねたる大音響