夏は来ぬ
うの花のにおう垣根に、時鳥(ほととぎす) 早もきなきて、忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
佐佐木信綱作詞。この歌の歌詞は、大正15年、小山作之助編『新選国民唱歌(第2集)』が初出だそうです。しかし、昭和15年年頃、当時唯一のラジオ番組であったJOAKの歌謡番組で流されるようになってから広く歌われるようになったといわれます。さて「俳句を現在にまで繋いできたものは、魂のこもった俳句の一つ一つである。そして珠玉の俳句のほとんどは、孤独や悲しみや苦しみの中で生まれたものだはなかったか。それならば、私たちはもっと、孤独や悲しみや苦しみに敬意を払うべきである」。とありました。