木魚歳時記 第1318話

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大宮

 黒門通りの一筋西が大宮通りです。北は北区大宮付近から、南は十条通りの南区西九条御幸田町までの区間を指します。平安京の東大宮大路(ひがしおおみやおおじ)に相当します。名称の由来は、この通りの一条と二条の間で大内宮城つまり大内裏(だいだいり)の東に接していたのでその名が付いたといわれます。幾多の変遷を経ながら、明治期に入りほぼ現在の区間が開通したとされます。近世以降、青竹・丹波たばこ・杉皮・黒木炭・分(わけ)糸屋・選糸屋・板木屋・葡萄屋・米大豆・万雑穀・丹波表などを商う店が並んでいたようです。

      煙突に玉ノ湯とあり春一番