烏丸(からすま)
京の七口に続いて、京の由緒ある地名について。
京都の市街を南北に走る幹線道路に烏丸(からすま)通りがあります。
昔、平安京の時代。洛中を、加茂川から枝分かれした、たくさんの支流が流れていました。堀川、烏丸川、小川、夷川、西洞院、などなどです。現在、京都市内の南北の通りの名称のいくつかは、それらの川の名前が通りの名前となったのです。
そうしたことから、カラスマ(烏丸)は、、カハラ(川原)のス(州)のマ(際)が語源であるといえます。また、烏丸通りの東にある河原町通(南北)は、本流ともいえる鴨川の河原が、そのまま通りの名前となったのです。