木魚歳時記 第1150話

f:id:mokugyo-sin:20140103163720j:plain

三年坂

 清水坂の経書堂(きょうかくどう)から北へ100メートルほどの石段と石畳の小路を三年坂または三寧坂(さんねいざか)と呼びます。その由来は、清水寺への参道として大同三年(808)につくられたからとも、また、清水寺の楼門前にあった、安産祈願の泰産寺・子安塔への参道にあったから・・ともいわれます。また「この坂で転ぶと三年以内に死ぬ」とのいい伝えもあるそうです。
 江戸中期の書物によると、この坂で転んだ僧が「明日をも知らぬ命なれど、まずは二年は安心安心」といった話もあるそうで、付近には、二年坂の名称も残されています。このあたりから、八坂神社へのコースは観光スポットです。

     ここからの桜トンネルおれのもの