壽限無
古典落語に「壽限無」(じゅげむ)の咄(はなし)があります。「じゅげむ、じゅげむ、五劫(ごこう)のすりきれ、海砂利水魚(かいざりすいぎょ)・・」。あの長い長い名前を持つ長屋の小せがれの咄(はなし)です。
アミダ仏の別名の一つは「無量光仏」(むりょうこうぶつ)でした。二つ目の別名もあります。それは「無量壽仏」(むりょうじゅぶつ)です。かぎりない寿命をもつ仏(ほとけ)さまのことです。かぎりない寿命でもって、わたしたちを<救いの光>で照らし、救い摂(と)ってくださるのです。木魚の寺は無量壽院(むりょうじゅいん)ともうします。