木魚歳時記 第805話

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 大原の勝林院(しょうりんいん)といえば、三千院とともに紅葉のころは観光客でにぎわう。この寺は、円仁(えんにん)の開山で、声明(しょうみょう)発祥(はっしょう)の地ともいわれているそうな。

  「降ってよし、晴れてよし、
     無くてよし、有ってよし、
     死んでよし、生きてよし」(竹部勝之進)

 また、勝林院(しょうりんいん)は、法然上人が諸宗の大学者と宗論(しゅろん)を戦わしたことでも有名で<問答寺>の呼び名はここからきている。また、本尊の阿弥陀如来(あみだにょらい)像は、大光明を放ち念仏する衆生(しゅじょう)を救済するという証拠を示されたと伝えられている。そこで<証拠(しょうこ)の阿弥陀>と呼ばれているそうな。<勝林院:大原勝林院町>

    短夜や悪事はたらく子沢山