大原の勝林院(しょうりんいん)といえば、三千院とともに紅葉のころは観光客でにぎわう。この寺は、円仁(えんにん)の開山で、声明(しょうみょう)発祥(はっしょう)の地ともいわれているそうな。
「降ってよし、晴れてよし、
無くてよし、有ってよし、
死んでよし、生きてよし」(竹部勝之進)
また、勝林院(しょうりんいん)は、法然上人が諸宗の大学者と宗論(しゅろん)を戦わしたことでも有名で<問答寺>の呼び名はここからきている。また、本尊の阿弥陀如来(あみだにょらい)像は、大光明を放ち念仏する衆生(しゅじょう)を救済するという証拠を示されたと伝えられている。そこで<証拠(しょうこ)の阿弥陀>と呼ばれているそうな。<勝林院:大原勝林院町>