威風(いふう)堂々とした福勝寺(ふくしょうじ)の門は、年に一度しか開かれないそうな。その節分の日には、信者らが門をくぐりぬけて、お目当ての<ひょうたん>のお守りをさずかるそうな。
「人間は努力するかぎり、
迷うものだ」(ゲーテ「ファウスト」)
昔、弘法大師(こうぼうだいし)が、唐(とう)より持ち帰ったという秘宝(ひほう)「如意宝珠」(にょいほうしゅ)を二つ重ねて、瓢箪(ひょうたん)の形にしたのが「宝珠尊融通御守」(ほうしゅそんゆうづうおんまもり)だそうな。そのご利益(りやく)は、金銀財宝を呼び、七難を排して七福を招くと伝えられいる。よって福勝寺は<ひょうたん寺>とも呼ばれている。<福勝寺:出水通千本西入ル>