薬王菩薩の幢幡は不老不死と翻がへる
薬王菩薩(やくおうぼさつ)は、<お薬師さん>として親しまれる菩薩です。諸々の良薬の功徳により病に苦しむ衆生を救って下さいます。幢幡(どうばん)、つまり旗飾りをかかげておられます。
薬王菩薩(やくおうぼさつ)のかかげる幢幡(どうばん)、つまり旗飾(はたかざり)は、天にまでとどけとひるがえります。病に苦しむ衆生を救わんとひるがえります。それはあたかも、不老不死(ふろうふし)の御旗(みはた)のように、病に苦しむ衆生を勇気づけて下さいます。この菩薩は「薬上菩薩」(やくじょうぼさつ)の兄にあたります。