木魚歳時記 第736話

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常自在王のたいこは平等大会の響きあり

 「定」(じょう)とは、心を一つの対象に集中させて動揺を静め、平穏に安定させることです。定自在王菩薩(じょうじざいおうぼさつ)は、心の散乱がない境地で、自由自在に動き、衆生を救って下さいます。太鼓を手にされます。

 定自在王菩薩(じょうじざいおうぼさつ)の打たれる太鼓の響きは、世全世界の隅々にまで響きわたります。その太鼓の響きは、その音に包まれた、わたしたちすべての者の心を静め、すべての者を平等に救い摂るようにと響きわたります。

      三猿の出番となりて初庚申