日照王菩薩の羯鼓は四土寂光とうち鳴らす
日照王菩薩(にっしょうおうぼさつ)は、薬師如来(やくしにょらい)の両脇侍(わきじ)の一人である日光菩薩(にっこうぼさつ)のことです。太陽のような輝きをもって、わたしたちの心の闇を照らし、心の悩みを救ってくださいます。
日照王菩薩(にっしょうおうぼさつ)は、羯鼓(かっこ)、すなわち飾り太鼓をお持ちになります。菩薩はこの太鼓を、四土(しど)、すなわち全世界の隅々にまで届くようにと打ち鳴らされます。太鼓の音(ね)は玲瓏(れいろう)と鳴り響いて、わたしたちの心の闇を照らして下さいます。