木魚歳時記

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木魚歳時記 第720話

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 作家の水上勉氏は若狭で獲れた小魚を<いさざ>と呼びかげろうのようにはかない命の魚だと記しておられます。

  「雪のうちに佛の御名を称うれば
     積もれる罪ぞやがて消えぬる」(法然上人)

 水上氏は<いさざ>のおどり喰いはできなかったとも書いておられます。水上氏のふるさとに対する思いがそうさせたのでありましょう。さて、京都に生まれ育ったぼくは、身近すぎて京都に対する<ふるさと>の意識はありません。しかしやがて<ふるさと>であるお浄土に還るんだ・・そんな思いは日毎に強くなっています。

     骨太に「命」と書いて年の暮