作家の水上勉氏は若狭で獲れた小魚を<いさざ>と呼びかげろうのようにはかない命の魚だと記しておられます。
「雪のうちに佛の御名を称うれば
積もれる罪ぞやがて消えぬる」(法然上人)
水上氏は<いさざ>のおどり喰いはできなかったとも書いておられます。水上氏のふるさとに対する思いがそうさせたのでありましょう。さて、京都に生まれ育ったぼくは、身近すぎて京都に対する<ふるさと>の意識はありません。しかしやがて<ふるさと>であるお浄土に還るんだ・・そんな思いは日毎に強くなっています。
作家の水上勉氏は若狭で獲れた小魚を<いさざ>と呼びかげろうのようにはかない命の魚だと記しておられます。
「雪のうちに佛の御名を称うれば
積もれる罪ぞやがて消えぬる」(法然上人)
水上氏は<いさざ>のおどり喰いはできなかったとも書いておられます。水上氏のふるさとに対する思いがそうさせたのでありましょう。さて、京都に生まれ育ったぼくは、身近すぎて京都に対する<ふるさと>の意識はありません。しかしやがて<ふるさと>であるお浄土に還るんだ・・そんな思いは日毎に強くなっています。