木魚歳時記

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木魚歳時記 第707話

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 「あんたにそっくりや」。寺を継ぎに戻った息子がぼくに似ているそうです。長いこと離れて生活をしていたのに「不思議」(ふしぎ)なことです。
  
 「子供というものは
  なんにも知らん顔をしてなんでも
    知っているものだ」((『化粧と口笛』川端康成

 「不可思議」(ふかしぎ)とも云います。思い計ることが出来ない意味です。本来は「仏の偉大な功徳(くどく)」のように、凡人には成し難い偉業などを指すことばでした。転じて、人智のおよばないこと、常識では考えられないできごと・・の意味に用いられます。このことば、ぼくは好きです。

     老猿のおのが影追ふ冬の峰