木魚歳時記 第706話

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 「人の不幸は蜜の味」とか、他人の<うわさ話>に花を咲かせるのは・・みんな大好きです。仏の「長広舌」(ちょうこうぜつ)はこれとは違います。

  「楽は苦の種、苦は楽の種」(民間伝承)

 「長広舌」(ちょうこうぜつ)とは、仏さまに備わる三十二相(三十二の優れた形相)の一つです。仏さまは、舌を出されると顔を覆うことができるほど大きな舌をお持ちです。これは弁舌が巧みである象徴と考えられました。これがいつか、さわやかにしゃべること、長々としゃべることへと転化したようです。ところでぼくは<おべんちゃら>のサトウと呼ばれ、お説教が長い・・

    露寒や隠岐へ始発の連絡船